使わなくなった取引所5社のレビュー|Poloniex・Bittrex・FTXの変遷と教訓

目次

リード文

「昔のBTC長者がみんな使っていた取引所って今どうなってるの?」
「Poloniexって聞いたことあるけど、もう使えないの?」
「消えていった取引所の”今”を知りたい」

この記事は、2017年から9年間で19取引所を開設・利用してきた私が、いま使わなくなった取引所たちの変遷を振り返る、他のどのサイトにも書けない独自コンテンツです。

読む価値:
取引所は永続しないという冷厳な事実を実例で学べる
今メインで使ってる取引所が将来どうなるかの心構えができる
資産保管の多重化の重要性を具体的に理解できる


目次(自動生成)


1. 筆者が使っていた海外取引所の”今”

2017〜2019年、私がメイン級で使っていた海外取引所は以下でした。

取引所 全盛期の位置付け 2026年4月時点の状況
Poloniex 2017年のアルト王、世界トップ級 往年の勢いなし、日本人利用も困難
Bittrex アルト豊富で第2の選択肢 米国Bittrexは破産手続き、グローバル版も縮小
Liquid(QUOINEX) 日本発の有力海外取引所 FTXに買収後、FTX破綻で凍結→再建中
FTX 2021〜22年に爆発的急成長 2022年11月に破綻、顧客資産凍結
Kraken 米国老舗 現在も運用継続(撤退方針表明していた地域あり)

5社中4社が、実質的にメイン利用できない状態に変化しました。


2. Poloniex|かつてのアルト王の栄枯盛衰

全盛期(2016〜2017年)

Poloniexは当時、世界最大級のアルトコイン取引所でした。2017年のアルトバブル時、1日あたりの取引量が世界No.1を記録した時期もあったほどです。

筆者の利用体験

私は2017年後半〜2018年にかけて頻繁に利用しました。マイナーアルト(当時のLSK、STEEMなど)の売買ができる数少ない場所でした。

凋落の流れ

  • 2018年: Circle社による買収、その後スピンオフ
  • 2019年: 米国Poloniexと、国際版Poloniexに分離
  • 2019年以降: 日本人の新規登録停止・既存口座制限
  • 現在: かつての勢いはなく、世界ランキングも大きく後退

筆者の教訓

「2017年にPoloniex最強と言っていた人たちは、その後どこへ行ったのか」——答えは、Binanceへです。時代はあっという間に変わります。今Binance最強と言っていても、5年後は分かりません。


3. Bittrex|米国Bittrexは破産、日本人は更に厳しく

全盛期

Poloniexと並ぶアルト豊富な米国取引所として、2017〜2019年に隆盛。

現状

  • Bittrex Global(国際版)は日本人にとって利用制限が強化
  • 米国Bittrex本体は2023年に破産手続きを申請
  • 実質的にこの取引所は一般的な日本人ユーザーの選択肢から消えた

筆者の教訓

米国金融規制の動向が、暗号資産取引所の生死を直接左右する。これは今後も変わりません。日本の金融庁と同じく、米SECの一挙手一投足で業界地図が書き換わります。


4. FTX|最も衝撃的だった「瞬間蒸発」

全盛期(2021〜2022年前半)

  • SBF(Sam Bankman-Fried)のカリスマ性で急成長
  • Tom BradyやGisele Bündchenを広告起用
  • バハマに巨大本社を構え、米議会でも影響力
  • 世界第2〜3位の取引量

破綻(2022年11月)

  • 顧客預かり資産を流用していたことが発覚
  • わずか数日で破綻
  • 顧客資産は凍結、一部は引き出し不可に
  • SBFは後に有罪判決

筆者の体験

私はFTXに少額を置いていました。破綻時に幸い小額だったため被害は限定的でしたが、「有名、派手、成長中」という理由でメイン資産を置いていたら大ダメージだったことは間違いありません。

筆者の教訓

「派手で急成長している取引所ほど、危うい」という逆説。暗号資産の世界では、退屈なほど堅実な取引所(bitFlyer、Coincheck、bitbank等)の方が長期では生き残ります。


5. Liquid(QUOINEX)|日本発の希望が辿った運命

全盛期

Liquidは日本発の国際派取引所として、一時は世界トップ20に食い込む実力を持っていました。

変遷

  • 2019年: ハッキング被害
  • 2021年: FTXに買収される
  • 2022年11月: FTX破綻と同時にLiquid Globalも凍結
  • 現在: 再建手続き中、利用は実質停止

筆者の教訓

「日本発だから安心」も通用しない。運営母体の変化・親会社リスクで取引所は沈む。


6. 生き残っている取引所の共通点

これら”消えていった”取引所と、国内で長く生き残っている取引所(Coincheck、bitFlyer、bitbank、GMOコイン、DMM Bitcoin等)を比較すると、共通する生存要因が見えてきます。

生き残る取引所の特徴

  1. 当局の規制に誠実に対応(日本金融庁登録など)
  2. 親会社が大手金融・IT企業(リスク対応力)
  3. 派手な成長よりセキュリティに投資
  4. 顧客資産と運営資産を分別管理
  5. 定期的な外部監査

消える取引所の特徴

  1. 規制グレーゾーンで派手に成長
  2. 顧客資産の扱いが不透明
  3. CEOがSNS派手活動
  4. 急成長を売りにする広告
  5. 高レバレッジや珍商品で集客

7. この歴史から学ぶべき4つの教訓

教訓①: メイン資産は「生き残る取引所」に

→ 国内の金融庁登録、大手資本系の取引所を軸に。

教訓②: 1社に集中させない

→ 最低2〜3口座に分散。1社が消えても全損しない。

教訓③: ハードウェアウォレットで自己管理を

→ 取引所はあくまで売買の場。詳細は記事03

教訓④: 「最強」は移ろう

→ 今の最強が10年後も最強とは限らない。情報更新を怠らない


8. よくある質問

Q1. PoloniexやBittrexに昔置いた資産はどうなる?
A. 残高がある場合は公式サイトでログイン・出金を試みてください。ただしアカウント制限・身元確認要求などで実質的に引き出しが困難なケースも多いです。

Q2. 今のメイン取引所がFTXのように破綻する可能性は?
A. ゼロとは言えません。常に一定の可能性はあります。だからこそ分散保管・ハードウェアウォレットが重要です。

Q3. 生き残っている取引所の中でも序列はある?
A. はい。詳細は国内取引所おすすめ5選で解説しています。

Q4. 海外取引所を使う価値は今もある?
A. 限定的な用途(マイナー銘柄・コピートレード等)のみ。メイン資産を置く時代は終わりました。


9. まとめ|9年を生き延びた者としての提言

「取引所は永遠に存在しない。自分の資産は、自分で守る」

これが9年間19取引所を使い、数多くの取引所の死を見てきた私の結論です。

  • Poloniexは凋落した
  • Bittrexは破産した
  • FTXは蒸発した
  • Liquidは凍結した

次に消えるのはどこか、誰にも分かりません。だからこそ、分散保管・自己管理・情報更新の3点を徹底してください。

それができれば、次の10年も暗号資産の世界で生き残れるはずです。

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