リード文
「BITPOINTは手数料無料って聞くけど、本当にタダで使えるの?」
「評判を検索しても広告っぽい記事ばかりで、実際のところが分からない」
その疑問に、2017年から9年間で国内外19の取引所を実際に開設・利用してきた私が、BITPOINTを自分のお金で使ってきた立場から正直に答えます。
結論から言うと、BITPOINTの「主要手数料無料」は本物です。取引手数料も、日本円の入出金も、暗号資産の送金も無料。これは19取引所を見てきた中でも希少な水準です。
ただし、無料なのはあくまで「手数料」であって、販売所で買えばスプレッドという見えないコストがしっかり乗ります。ここを誤解したまま使うと、「無料のはずなのに数万円消えた」ということになりかねません。
この記事では、手数料無料の実態、ステーキングの評価、そして正直な弱点までを、実際に使った人間の視点で解説します。
目次(自動生成)
1. 結論|BITPOINTが向く人・向かない人
レビューの結論を先に出します。
向いている人:
– 暗号資産の送金・入出金コストをゼロにしたい人
– ステーキングで長期保有しながら増やしたい人
– メイン口座はすでに持っていて、機能特化のサブ口座を探している人
向いていない人:
– 板の厚さ(流動性)を最重視する短期トレーダー
– スマホアプリ1つで販売所も板取引も完結させたい人
私自身のBITPOINTの位置づけは、「送金とステーキングのための機能特化型サブ口座」です。メインに据える取引所というより、目的を絞って使うと強みが際立つ取引所。これが9年使い込んできたプレイヤーとしての評価です。
2. 筆者プロフィール|なぜこのレビューが参考になるのか
レビューは「誰が書いたか」がすべてです。先に簡単に自己紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 暗号資産歴 | 2017年8月〜(9年目) |
| 開設した取引所数 | 19社(国内・海外) |
| マイニング歴 | 5年(総投資2,353万円) |
| BITPOINT | 19口座の1つとして実際に開設・利用 |
19口座を開設・利用してきて分かったのは、「取引所に絶対的な優劣はなく、用途との相性があるだけ」ということです。どの取引所にも強みと弱みがあり、それを知らずに1社だけで完結させようとすると必ずどこかで損をします。この記事もその視点で書きます。
3. BITPOINTとは|基本情報を30秒で
BITPOINT(ビットポイント)は、株式会社ビットポイントジャパンが運営する国内の暗号資産取引所です。現在はSBIグループの傘下に入っており、経営基盤の面では国内大手グループの一角と言えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン(SBIグループ) |
| 取扱銘柄数 | 約30銘柄(2026年7月時点) |
| 現物取引手数料 | 無料 |
| 日本円入出金手数料 | 無料 |
| 暗号資産の送金手数料 | 無料 |
| ステーキング | 対応(対象銘柄・利率は変動) |
| 板取引 | BITPOINT PRO(取引所形式) |
※数値・条件は変更される可能性があります。最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
4. 手数料「無料」の実態を検証|どこまで本当にタダなのか
本記事の本題です。「手数料無料」を分解して検証します。
4-1. 無料なのは事実。しかも範囲が広い
BITPOINTで無料なのは、主に次の3つです。
- 現物取引の取引手数料(販売所・取引所とも)
- 日本円の入出金手数料(即時入金にも対応)
- 暗号資産の送金(出庫)手数料
特に3つ目の送金手数料無料は強調しておきたいポイントです。国内取引所の多くは、BTCの送金1回に0.0004〜0.0006BTC程度の手数料を設定しています。小さな数字に見えますが、BTC価格に連動して円換算の負担は変わり、価格が高い局面では送金1回で数千円が消える計算になります。ハードウェアウォレットへ退避するたび、別の取引所へ移すたびに、この金額が発生するわけです。
19口座を管理している私は、取引所間の資金移動やウォレットへの退避を日常的に行います。その立場から言うと、送金無料の口座を1つ持っているかどうかで、年間の資金移動コストは大きく変わります。「取引はしないが送金の起点として使う」という理由だけでも、BITPOINTを口座リストに残す価値があります。
4-2. 落とし穴は「スプレッド」|無料と無コストは別物
ここが最重要ポイントです。手数料が無料でも、販売所で売買すればスプレッド(買値と売値の差)という実質コストが発生します。
私が9年間、各社の販売所で実測してきた水準では、販売所のスプレッドは5.5〜6.3%。一方、取引所(板取引)なら0.01〜0.015%です。これはBITPOINTに限らず、国内販売所に共通する構造で、銘柄や相場急変時にはさらに広がる場合もあります。
| 購入方法 | スプレッドの目安 | 100万円購入時の実質コスト |
|---|---|---|
| 販売所 | 5.5〜6.3% | 約55,000〜63,000円 |
| 取引所(板取引) | 0.01〜0.015% | 約100〜150円 |
つまり、「手数料無料だから」と販売所で100万円分買うと、手数料ゼロなのに5万円以上のコストを払うことになります。
対策はシンプルです。売買は必ず取引所形式の「BITPOINT PRO」で行うこと。これだけで、BITPOINTは名実ともに低コストの取引所になります。
4-3. 結論: 「PROで売買+無料送金」なら実質コストは国内最安級
取引手数料無料・送金無料・入出金無料に、板取引の狭いスプレッドを組み合わせる。この使い方をする限り、BITPOINTのコスト水準は国内でも最安級というのが私の評価です。
5. 実際に使って感じた「良い点」3つ
5-1. 送金手数料無料|「送金ハブ」として使える
前述の通り、これが最大の強みです。私のように複数口座やハードウェアウォレットを併用するスタイルだと、「どこから送るか」で送金コストが大きく変わります。BITPOINTのような送金無料の口座を経由地(ハブ)にすると、資金移動の自由度が一気に上がります。
5-2. ステーキングが手軽|「持っているだけ」で完結する設計
BITPOINTは対象銘柄を口座で保有しているだけでステーキング報酬が受け取れるタイプのサービスを提供しています。ロックのための面倒な手続きが要らず、売却したければ売却できる。この手軽さは、長期保有派には相性が良い設計です。
利率は銘柄や時期によって変動するため具体的な数字はここでは挙げませんが、業界でも高い水準の銘柄があるとして注目されることが多く、報酬の受け取り方に関するサービス拡充にも積極的です。最新の対象銘柄・利率・条件は必ず公式サイトで確認してください。
なお、ステーキング報酬は受け取った時点で課税対象になる点は忘れずに。詳しくは税金の記事で解説しています。
5-3. SBIグループの経営基盤
BITPOINTは2019年に不正流出事件を経験しています。これは事実として知っておくべきですが、その後補償対応を行い、現在はSBIグループ傘下でセキュリティ・経営体制を強化しています。「事件を経験し、対応を経て、大手グループに入った」という経緯は、2018年のCoincheck事件と同様、私はむしろ体制強化の契機として評価しています。
9年間この市場を見てきて痛感するのは、取引所選びで最後にものを言うのは「親会社の体力」だということです。相場の冬の時代には、単独経営の取引所からサービス縮小や撤退が始まります。金融大手グループの傘下にあることは、派手さはないものの、長期で口座を持ち続けるうえでの安心材料です。
なお、BITPOINTは口座開設や取引に関するキャンペーンを積極的に実施していることでも知られています。内容と条件は時期によって大きく変わるため、口座開設を検討するタイミングで公式サイトの最新情報を確認してください。
6. 正直に言う「注意点」3つ
良い点だけ書いても本音レビューになりません。弱点も正直に書きます。
6-1. スマホアプリは販売所中心。板取引はWeb版が基本
BITPOINTのスマホアプリは販売所での売買が中心で、板取引(BITPOINT PRO)はWebブラウザ版で使う場面が多いのが実情です(対応状況は変わる可能性があるため最新は公式サイトで確認してください)。
アプリで完結させたい人にとっては、この「アプリとブラウザの併用」がストレスになる可能性があります。逆に言うと、アプリで手軽に買いたい初心者ほど販売所に誘導されやすい構造なので、4-2で書いたスプレッドの話は必ず思い出してください。
6-2. 板の流動性は大手専業に劣る場面がある
板取引の使い勝手は「板の厚さ」で決まります。BITPOINT PROの板は、主要銘柄でも時間帯によっては薄く、大きな金額を一度に成行で買うと不利な価格で約定するリスクがあります。板取引の総合力では、板取引専業として定評のあるbitbankに一日の長があるというのが、両方使ってきた私の体感です。
6-3. 板で取引できる銘柄は限られる
取扱銘柄数は約30と国内でも多い部類ですが、そのすべてがBITPOINT PROで取引できるわけではありません。板にない銘柄を買うなら販売所を使うことになり、スプレッドのコストを受け入れるかどうかの判断が必要になります。
7. 他社との比較ポジション|19口座経験者の使い分け
国内主要どころとの比較で、BITPOINTの立ち位置を整理します。
| 取引所 | 強み | 私の使い分け |
|---|---|---|
| Coincheck | アプリの分かりやすさ・積立 | 初心者の最初の1口座・積立用 |
| bitbank | 板取引の流動性・銘柄数 | 板取引のメイン |
| BITPOINT | 手数料無料・ステーキング | 送金ハブ・長期保有の置き場 |
こうして並べると分かる通り、BITPOINTは「最初の1口座」ではなく、2つ目以降に加えると効果を発揮するタイプです。すでにCoincheckやbitbankを使っている人が、送金コスト削減とステーキング目的で追加する。これが19口座を試した私が考える最も合理的な使い方です。
なお、同じSBIグループにはSBI VCトレードという取引所もあり、「どちらを選べばいいのか」と迷う人がいるかもしれません。両方使った立場から言うと、手数料無料路線という方向性は共通しており、取扱銘柄・ステーキング対象・アプリの好みで選んで問題ないレベルです。迷ったら両方開設して触り比べるのが確実です。どちらも口座維持費は無料なので、比較のコストはあなたの時間だけです。
7-2. 私ならこう組み込む|運用例3パターン
抽象論で終わらせないために、BITPOINTの具体的な組み込み方を3パターン示します。
パターン①: 初心者の2口座目として
1口座目(Coincheckなど)で購入と積立に慣れたら、BITPOINTを開設して送金を体験する。取引所の外に資産を動かす感覚は、自己管理への第一歩です。送金無料なら、練習コストはゼロです。
パターン②: 長期保有×ステーキングの置き場として
売る予定のないステーキング対象銘柄をBITPOINTに置き、保有しているだけの状態で報酬を受け取る。「動かさない資産に働いてもらう」運用です。
パターン③: 資金移動のハブとして
複数取引所やハードウェアウォレットを使う中〜上級者が、送金の起点をBITPOINTに集約する。私の使い方はこれに近く、送金手数料という固定費を構造的にゼロにする発想です。
8. 口座開設の流れ|所要時間15分
口座開設は他の国内取引所と同様、スマホだけで完結します。
- 公式サイトからメールアドレス登録
- 基本情報の入力
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)をスマホで撮影してアップロード
- 顔写真の撮影(オンライン本人確認)
- 審査完了の通知を待つ(最短即日)
19社の口座開設をしてきた経験から言うと、国内取引所の開設手順はほぼ横並びで、迷うポイントはほとんどありません。口座開設・維持は無料なので、「まず開設しておいて、送金が必要になったときに使う」という持ち方でも損はしません。
9. よくある質問
Q1. BITPOINTは本当に手数料無料ですか?
A. 取引手数料・日本円入出金・暗号資産送金は無料です(2026年7月時点)。ただし販売所のスプレッドは別物なので、売買はBITPOINT PROの板取引を使ってください。
Q2. 過去に流出事件があったと聞きましたが大丈夫ですか?
A. 2019年に不正流出事件がありましたが、補償対応を行い、現在はSBIグループ傘下で体制を強化しています。どの取引所を使う場合でも、2段階認証の設定と資産の分散は必須です。
Q3. ステーキングの利率はどのくらいですか?
A. 銘柄・時期により変動するため、公式サイトで最新の対象銘柄と利率を確認してください。「保有しているだけ」で参加できる手軽さが特徴です。
Q4. メイン口座として使えますか?
A. 使えますが、私はサブ口座としての活用を勧めます。板の流動性やアプリの完結性では専業大手に譲る一方、送金無料とステーキングは明確な強みだからです。
Q5. ステーキング報酬に税金はかかりますか?
A. かかります。受け取った時点の時価で原則として雑所得になります。報酬の受取履歴は必ず保存し、詳細は税金の記事や税理士への相談で確認してください。
Q6. 口座開設にお金はかかりますか?
A. かかりません。口座開設・維持はどちらも無料です。「送金が必要になったときのために開設だけしておく」使い方でも損はありません。
10. まとめ|「2つ目の口座」として明確な存在意義がある
19取引所を使ってきた私のBITPOINT評価をまとめます。
- 手数料無料は本物。特に送金無料は資金移動が多い人ほど効く
- ただし販売所のスプレッドは別。売買は必ずBITPOINT PROで
- ステーキングの手軽さは長期保有派と好相性
- 板の流動性・アプリ完結性は専業大手に一歩譲る
「送金とステーキングの専用口座」と割り切って持つなら、口座維持費ゼロでこの機能は十分におつりが来る。これが私の結論です。
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